ライブレポ(本人編)6月10日 / PlanetBamboo
*6月10日(金)
Lounching it New CD of . . .
' Elements of the Rhythm '
@ARMA ( Agung Rai Museum of Art )
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またここに戻って来たなぁ、、ほぼ1年振りくらいか、ARMA美術館の中庭、おおきなサラスワティ像の前。
ARMAは別に野外ステージもあって昔はそっちで演奏したけれど、PBにはやはりこっちがいい、こっちにしてから4〜5回目、だから帰って来たなって感覚が強い。
ステージはサラスワティ像と向かい合い、その間をオーディエンスが半円状に囲む感じ。
暑い時間帯のサウンド.チェックやリハーサルも日除けのシートに隠れて楽な気分で出来た。ただでさえ気持ち良いこの中庭が特別な「場」にどんどんなってゆく、そういう設営の感じがまた良いのだ。
乾季の日暮れは早い。
触ったら指がばらばらと切れて落ちて来そうな細く鋭利な鎌。そういう危険な感じのする上弦の月が空に低くかかっていたけれど、そのうち雲に隠れてしまった。
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PBお得意の登場スタイル、揃いの小物パーカッションでポリ.リズムを作りながらステージへ。
場の感じによって色々あって、ばらばらで各自とんでもないところから出たり、屋内の場合は外の道からだったり。
今回は1列の入場行進風で楽器はシェル.クラッカー。
サウンド.システムの具合も奇跡的に良くて、すべてのマイクロフォーン、ラインが生きていた、、なんてこういうことを毎回書くのはもうそろそろ止めようかな、、
確かにPBのミキシングは難しいと思うしね、楽器数もマイクの数も多いし、フィードバックを起こしやすい小型ピックアップ.マイクも数本使うし。
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ところでステージ上っていうのは普段以上のものが出て来る、自分でも、えぇっ!と思うようないいもの。
これは前にも書いたかも知れないけれど、短いステージだとはじめから一気にピークのテンションに持って行くのがいい、最後までリラックスする間がないくらいがいい。
で、今日みたいな1部2部の長丁場はどれだけリラックス出来るかにかかっている、そして極上のリラックスがやって来た。
ぴりぴりと炭酸の泡くらいの緊張感が常に皮膚感覚上にあって、それがさらに心地良くさせてくれる、リラックスを極上のものにしてくれる。絶妙。
そうしてピークとリラックスでは出てくるものが違うんだけれど、どちらも普段以上のものなので、これが面白い、自分にも魔法的なことが起こるじゃないか、などと思ってしまう。
リラックスとは違うダレた演奏というのは、さすがにステージではないけれどリハーサルではある、、あの苦しさはつくづく嫌だ、激しく疲弊する。
ひとっていうのはやはりリズムが大事で、それとの同期感が狂ったと感じてしまうと、どうにも身体も心もついてこないし、また、それが意識出来なかったらもっとヤバいことになるなと思う。
ひと意外の生き物に関してはわからないけれど、猫なんていうのはリズムで生きてるなって感じる、随分長い時間やつらと暮らしてきてるからね、だから少しだけわかる。
リズムが狂うとやつらはとっても困った風に見える。
きっと生き物はみなそんななのではないか、と思う。
今日はPBのNewCD発売のお披露目コンサート。
ところでぼくは、今回のレコーディングには参加していない。その時期丁度SonicBambooのツアーを日本でやっていて、しかも戻る予定が3ヶ月以上も伸びてしまい、こっちに帰って来てからの精神状態もなにか駄目でね。
そのツアーで出ていた音はその時点でのベストであり、しかも限界ぎりぎりの音でもあった。けれどもそこが終着点では勿論ないわけで、さらにそれをぐいと踏み越えなきゃいけないわけで、でもそれが出来なくてね、、いままでそうしてやって来てたのに。
、、それほどいい音だった、ということも当然あったけれどそれでもやはり先へと進まなければいけないから。止まってしまえばそれがキープされる、なんてことは絶対になく淀んでいってしまうだけのものだから。
そして実は危なかった、、楽器を手にするということを止めそうになっていた。だって手にしてもなにも音が生まれて来なくなってしまったから。
良くあそこから戻って来れたものだといまは思う。いま思うとあの場所は怖かった。でもそういう感覚も麻痺しそうになっていたと思う。
まぁ、そういった訳での不参加、、それは仕方がなかったにせよ、やっぱり残念には思っている。
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けれども今現在のメンバーのこの音、このアンサンブルはCDと較べると、そこからさらに音楽としての完成度、成熟度が増している。
PBというのはそういうタイミングのグループで、鮮度第一主義というか。
いちばんフレッシュなタイミングで録音してしまい、その後ステージを重ねて完成、成熟させてゆく。
つまりはつくづくと、PBはライヴ.グループなんだなと思う。そういう風に成長するんだなと思う。
そして成長するものは面白い、とことん付き合いたくなる、願わくば自分もそうありたいし。
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だから本当は「観」ないとわからない。とくにいまはダンスが重要な位置にある。それがあることによって音も更に良くなる。視覚的、という意味だけではなく本質的に音に動きが加わる。
そしてこれは奏者も観客もが同期する、その「場」を結びつけるシンボルとなり得るものだ。
いまのこのセットで日本は勿論、国外へ出てみたい。いまがそういうタイミングだと強く思う。足りないのはお金だけで、あとはすべてがそう思うに足るベストな状態にいまPBはある、、とまぁ、そういう「想い」の空回りの悔しさにほぞを噛んでいる星の数ほどの惑星、そのうちのひとつに過ぎぬとも、ね。
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ところでこのところ全くと言っていいほど雨が降っていなかったので、まさかとも思っていなかったのに、1部と2部のブレイク.タイムにぱらぱらっと来た。
で、おいおいナンで今日降るかなー、まったくカミサマいい加減に、、とつい思った。
でもすぐに止んで、ステージのアンコールも終わり、さらに楽器の搬出も終わり、さて打ち上げ会場のAngkasaへと移動しますか、ってとこでざあっと来た。
思えばよくぞそれまで持ちこたえていてくれた、と感謝せねばならぬのに。カミサマ、すんませーん、、。
井戸が涸れるのが心配でこのところ川で洗濯していた、なんて話を大家さんの奥さんから聞いてさらに反省。
はぁ、いやいや、雨のことだけじゃないよ、、この日はともかくも凄く良いいちにちになったのだから。
*今回の写真協力はNao2さんです、ありがと!


Comments
はじめまして。この日のアルマでのライブを見せていただいて感動しました。 ご本人のブログを見つけてまた感動。 PBのCDを聴いてウブドを偲んでおります。 これからもご活躍ください。 無断でトラックバックしてしまいました・・・どうかご容赦ください。
Posted by: Desse_Masse | July 03, 2005 at 09:08 PM
Desse-Masseさん。
トラックバックありがとうございました。
そうですか、あの晩会場にいらしていて、それがこういうかたちで繋がるとは、、ぼくなどのパソコン後発組はやはりちょっと嬉しく吃驚しています。
トラックバック自体、実はよくわかっていないものですから。
そちらのBlogも拝見させていただきました、写真がとても良いですね。
はい、あのダンサーは、福岡とバリを拠点に活動している日本人ダンサーでSakoといいます。ちなみにPBはバリ人ミュージシャンがふたり加わっているので5人編成です。
今度こちらにいらっしゃることがあったら是非ご連絡くださいね。
Posted by: michiro-U. | July 04, 2005 at 02:46 PM
Desse-Masseさん。
トラックバックありがとうございました。
そうですか、あの晩会場にいらしていて、それがこういうかたちで繋がるとは、、ぼくなどのパソコン後発組はやはりちょっと嬉しく吃驚しています。
トラックバック自体、実はよくわかっていないものですから。
そちらのBlogも拝見させていただきました、写真がとても良いですね。
はい、あのダンサーは、福岡とバリを拠点に活動している日本人ダンサーでSakoといいます。ちなみにPBはバリ人ミュージシャンがふたり加わっているので5人編成です。
今度こちらにいらっしゃることがあったら是非ご連絡くださいね。
Posted by: michiro-U. | July 04, 2005 at 02:47 PM
michiro-Uさん
感激です。わざわざコメントをありがとうございました。
ネットのおかげで、本当に世界は狭くなりましたね。
日本から遠く離れたバリ島で、数メートルの距離で向かい合っていた知らないもの同士が、交流できるなんて不思議な感覚です。
>PBはバリ人ミュージシャンがふたり加わっているので5人編成です。
これは失礼しました。早速、本文を訂正しておきますね。
>日本人ダンサーでSakoといいます。
やはり日本の方でしたか。
ブログの中で「ダンスが重要な位置にある。それがあることによって音も更に良くなる。視覚的、という意味だけではなく本質的に音に動きが加わる。そしてこれは奏者も観客もが同期する、その「場」を結びつけるシンボルとなり得るものだ。」と仰ってましたが、あの夜のライブを体感して全くその通りだと思います。
あのロケーション、あの時間帯・・というのも効果的なスパイスになっているのでしょうね。
素晴らしい演奏、素晴らしい舞踊でした。CDを聴きながら頭の中であの夜を再現しております。
これからも皆さんの活動に期待を持って応援しております。
>今度こちらにいらっしゃることがあったら是非ご連絡くださいね。
嬉しいお言葉をありがとうございます。ウブドは何回も訪れたい場所ですね^^。
Posted by: Desse_Masse | July 06, 2005 at 12:40 AM